高反発ドライバーの効果と加工2017年6月18日
高反発ドライバーの効果と加工についてまとめてみました。
まず、「ドライバー高反発加工」とは
ドライバーのフェイス面を薄く削る加工を施すことにより、反発係数を高めるというものです。
反発係数が高くなると、理論上「飛距離が伸びる」ことになります。
図のように、薄く削れば削るほど、反発係数(はねかえり度)が増します。
反発係数はこの“トランポリン効果”を表す数値です。反発係数はCOR値とも呼ばれます。
ところで、市販のドライバーには「反発係数は0.830までとする」ルール(SLEに関してのR&A(JGA)ルール ※Spring Like Effect)があり、2008年より、反発係数が0.830を超える高反発ドライバーは正式競技ではルール不適合となりました。
よって大手のゴルフメーカーの製品はその基準値を超えないような調整を行っていますが、個体差があるため幾分数値に余裕を持たせた調整となっています。
そこで、その基準を超える加工を行ったものが、高反発加工ドライバーと呼ばれるもので、お客様にあわせて極限まで薄く調整し、プライベートのゴルフライフをよりお楽しみいただけるようになりました。
とくに、以前と比較して「飛ばせなくなったなー」と仰るシニアゴルファー様よりご好評をいただいています。
加工についてのお話しに戻りましょう。
まず、ご注文いただいた際、お客様よりお手元のゴルフクラブの情報・ご希望(どのくらいまで調整するか 等)を伺い『加工の可否』『有効性のアドバイス』をさせていただきます。M’sゴルフ工房では、この事前のヒアリングがとても大事だと考えています。
※この時点で、加工が難しいと判断される場合はお断りさせていただくこともございます。
加工が可能な場合は、ゴルフクラブ(ヘッドのみ、又はシャフト付き)をご郵送いただき、作業に入ります。
専用の機器で反発係数を測定しながら、フェイスを薄く削っていきます。
~エムゴル高反発加工の流れ~
超音波測定 → 高反発加工 → スコアライン入れ → 補色塗装(同系色)
※過去の【加工例】ご参考ください
返送時には『加工前・加工後のデータシート』を添付いたします。まずは、数値で実感いただけると思います。
※過去の【実績データ】にて、加工前・後の比較をご参考ください。
当店の加工職人は、研磨加工歴30年のベテランです。
知人より依頼され始めたましたが、口コミで広がり全国のゴルファー様よりお声がかかるようになりました。
飛距離でお悩みのアマチュアゴルファーの皆様
興味がございましたら、ぜひお問い合わせください。全国のゴルフショップ様からのご注文も受付ております。
M’sゴルフ工房 店長